24日目 OpenPNE3の開発に貢献する

Author:Shogo Kawahara <Twitter: @ooharabucyou>
Date:2010-12-24

今日まで、OpenPNE3.6 Advent を読んで、実際にハックしてくださった方の中には OpenPNE3 本体の問題点や疑問点を 感じた人も多くいることでしょう。

そのように感じた人は、ぜひとも OpenPNE3 の開発コミュニティに貢献しましょう。

OpenPNE3.6 Advent (2010) の締めくくりとして、貢献方法をまとめます。

貢献の方法

バグを報告する

バグの報告は、オープンソースソフトウェアをより良くするための第一歩です。

最も良い方法は、 OpenPNE Issue Tracking System にチケットを登録することです。

Warning

セキュリティに関わる問題点を発見してしまった時

セキュリティに関わる問題を発見してしまったときは、 その内容や修正案のパッチを security@openpne.jp にメールで送ってください。

このメールは一部の開発者に届きます。 具体的な攻撃手法を、対処法・回避策がはっきりするまで明らかにさせないためです。

OpenPNE3は、セキュリティ的な問題を対処したときに バグフィックスなどと明確に区別するために 緊急リリース を行います。

バグを報告するまえに、使用中のバージョンが今出ている最新のものかどうかを調べましょう。

管理画面にログインした後の下部にバージョンが表示されています。 それぞれのプラグインのバージョンは、管理画面からプラグイン設定に入ることにより 見ることができます。

以下のコマンドでもバージョンを調べることができます。

$ cd $openpne_dir
$ php symfony openpne:version

新しいチケットの登録は こちら から行うことができます。

トラッカーはバグの報告の場合 Bug(バグ) にしてください。

タイトル(Subject) は具体的で簡潔なものにすると、対処者・マイルストーン管理者に伝わりやすくなります。

OK - 管理画面でXXXという操作を行ったときにYYYに失敗する
NG - 管理画面のバグ

詳細 (Description) は以下フォーマットに合わせて下さい。

h3. Overview (現象)

発生した現象を記入

h3. Causes (原因)

バグが発生した原因を記入

h3. Way to fix (修正内容)

修正内容を記入

さらに、以下の項目を記すことにより、対処者が問題を把握しやすくなります。

  • 再現方法
  • 環境
    • サーバの環境
    • OpenPNE3のバージョン
    • OpenPNE3同梱プラグイン
    • デザイン上の問題やブラウザに依存しそうな場合はブラウザのバージョン

具体的な解決策を理解している場合は、チケットにパッチを添付するか Github上 で Pull Request を発行してください。

パッチの添付や、Pull Requestを行った場合、チケットのタイトルにの冒頭に [PATCH] としておくと、マイルストーン管理者が管理しやすくなり 対応がより早くなるでしょう。

Note

チケット作成のルールは チケットを発行するには として明文化されています。

提案・相談する

OpenPNE3を良くする方法がある場合は是非、提言をしてください。

  • OpenPNE公式SNS での発言
  • メーリングリスト openpne-dev の利用
  • OpenPNE開発IRCを利用する

Note

openpne-dev ML

登録は こちら から行うことができます。

Note

OpenPNE開発IRC

irc://irc.friend-chat.jp:6667/openpne

+server: irc.friend-chat.jp:6667 +channel: #openpne +encoding: UTF-8

自作プラグインを頒布する

プラグインは、 OpenPNE3プラグインチャネルサーバ に登録することにより、 利用者が簡単にインストールすることが出来るようになります。

../_images/s24-1.png

プラグインチャネルサーバでは、プラグインを登録し、 パッケージをアップロードすることによりリリースすることができます。

パッケージの作成は、チャネルサーバ上でバージョン管理システム(Subversion, Git) を指定するか、 プラグイン開発者の環境で以下のコマンドを実行します。

$ cd $openpne_dir
$ php symfony opPlugin:release プラグイン名 パッケージ出力先path

その他の方法

他にもOpenPNE3の開発に貢献する方法はたくさんあります。

このドキュメントの間違いを指摘したり、ブログでTipsをまとめることも 素晴らしい貢献方法の1つです。